三嶋典東の線次元

2009/08/06 木曜日

Tentou Mishima三嶋典東の線次元

Open: 19:00:00 | Start: 20:00 - 23:59

SuperDeluxe

カテゴリーはないようです

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『三嶋典東の線次元 PENish "Live" Line』

ライブ・ドローイング: 三嶋典東 / 演出: 生西康典 / 映像: 掛川康典 / 音楽: 今井和雄、植野隆司 (テニスコーツ)
「私は見たことを詩にかくのだ。この世のものであろうがなかろうが、私は斯くも明瞭に見たことを疑うことはできぬ」捉えがたい未知の領域を、点と線と音で捉えようとする、今の時代に存在自体があり得ない男達が初めて交錯する出会いの姿を是非、ライブで目撃して下さい。

第一部
「線を弾く」三嶋典東の線をグラフィックスコアとして演奏する 
演奏: 今井和雄 (アコースティックギター)

第二部
「線が光る」三嶋典東の線と、映像、音楽によるコラボレーション
ライブ・ドローイング: 三嶋典東
演奏: 今井和雄、植野隆司 (エレクトリック・ギター)
映像: 掛川康典

第三部
「線を握る」三嶋典東が、雨を、風を、光を握り、現出させる
ライブ・ドローイング: 三嶋典東
演奏: 今井和雄 (ビオラ・ダ・ガンバ)

※公演の内容は出演者の都合により変更になる場合もございます、ご了承下さい。
※前売り予約は、イベント開催前日(8/5)18時〆切り。

詳細情報: MASSAGE
詳細お問い合わせ: Eメール

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企画:
生西康典
庄野祐輔 (MASSAGE)

音響:
稲荷森健 (タグチ)

照明:
仲西祐介

システムデザイン:
小町谷圭

ドローイング・アシスト:
笹沢香澄
日田さつき

アート・ディレクション:
白井敬尚

グラフィック・ワーク:
白井敬尚
永野有紀
小川順子

協力:
ブルース・インターアクションズ
AO
白尾一博
岸本智也 (GArAGe)
清宮陵一 (vinylsoyuz)
田中有紀

機材協力:
株式会社ワコム
GArAGe

ドローイング用紙協力:
株式会社一九堂印刷所
平和紙業株式会社

印刷用紙協力:
平和紙業株式会社
日本大昭和板紙株式会社 (淡クリーム琥珀N B判Y目70kg)

フライヤー印刷協力:
株式会社タスプ

アーティスト情報:

三嶋典東

1948年北海道生まれ。グラフィック・アーティスト。装幀・デザイン・イラストレーション等、紙・印刷メディアを主とする制作に携わる。 武蔵野美術大学教授。35歳より作品集『雨 RAIN TRAIN』『風 WIND MIND』『光 LIGHT FIGHT』を5年間かけ立て続けに刊行。新著はブルース・インターアクションズより、<線>描シリーズ新たに3テーマ『sand and 砂』『bublle able 泡』『wave w-v 波』を加え、600Pに及ぶ作品集『LINE STYLE』が好評発売中。

今井和雄

高柳昌行、小杉武久に師事。70年代から即興を始め、91年サウンドインプロヴィゼーション・シリーズ「ソロワークス」を開始。97年より集団即興の為のプロジェクト「マージナル・コンソート」を企画。鈴木學 (self-made electronics)、伊東篤宏 (optron)と「今井和雄トリオ」、斉藤徹 (cb)とデュオシリーズ「orbit」、井野信義 (cb)、千野秀一 (p)と「井野・千野・今井」、集団即興の場「サウンドジャンクション」を継続。その他、国内外で活動している。

植野隆司 (テニスコーツ)

ギター、サックス、グラスハープ等を演奏。さやとのユニットであるテニス コーツのメンバーとして国内外で勢力的にライブをし高い評価を得ている。 また道下慎介、高橋幾郎、梅田哲也とのユニット、カスミトリオや、作家の古川日出男のユニット、フルカワヒデオプラス等、数多くのバンドに参加、二階堂和美、モールス、ビル・ウェルズ、TAPE、マキーラドーラ、パステルズ、BMXバンディッツ等々共演も多数、ソロアルバムも7枚リリースしている。主なアルバムはテニスコーツでは、『TAN-TAN THERAPY』(07)、『テニスコーツとセカイ』(08)、『temporacha』(09)。カスミ・トリオ『+』(09)、ソロでは『Hasunosu』(06)、『sui-gin (08)。

掛川康典

映像ディレクター。1996年より、teevee graphicsに参加。TV CM、MUSIC VIDEO、ドキュメンタリー、ファッションショーなどの映像演出からビデオ&サウンドパフォーマンス、さらにVJとしての顔も持つ。ROBERT ASHLEY『DUST』、UA全国ツアー『SUN 2004』 の映像制作などを手がけ、また森美術館で行われた「六本木クロッシング」展への出典や、デレク・ジャーマン、田名網敬一のDVDへのオリジナル作品の提供など幅広く活動中。

生西康典

アート・ディレクター。映像作品、舞台の演出などを行っている。近作はライブ上映『眼孔、斜に射す太陽』音楽:山本精一(08)@東京都写真美術館。ダンス/映像/音楽による舞台『星の行方』(08) @スーパー・デラックス、短編映画『yami』詩:寺山修司 (07) @ポケットフィルム・フェスティバル。インスタレーション作品「六本木クロッシング」展/出演:山口小夜子 (04) @森美術館、「GUNDAM 来るべき未来のために」展 (05) @サントリーミュージアム。主なDVD作品は『Dark Room filled with Light』音楽: Filament (Sachiko M, 大友良英)、『Mouse Escape』原画: 大竹伸朗。

庄野祐輔

HIPHOPカルチャーをテーマにした雑誌「Collider」を創刊と同時に終了。日本の都市に息づいているアンダーグラウンドな現場の片隅で、
DIYなライフスタイルを追求した雑誌「MASSAGE」を編むかたわら、フリーランスでエディトリアル、エディトリアルデザインをメインに活動する。

「三嶋典東の線次元」庄野祐輔 (MASSAGE)

こうして紙の上にひとつひとつ文字を置いていく、そのことによって世界が生み出されていくように、三嶋さんの描く線は、ただ引かれることによって存在する。描くことは、一瞬で紙という物質を消し去り、痕跡が切り分けられた空間を生じさせる。その微かに残された傷としての直線は、この世界にもうひとつの新しい局面を作り出す。瞬間のなかにまたたいた意志。それには重さがない。
雨、風、光と題された既刊の作品、そして描き下ろしの3テーマを集めた作品集「LINE STYLE」には、これまでに彼が描いてきた莫大な数の線画が、集積されている。苛烈なストイシズムが貫かれた、その純粋な瞬きの集積。そこには、「描く」ことへの謎めいた問い掛けがある。
繰り返し描かれるのは、たとえば直線であると同時に雨という具体的な象でもある。どこか朗らかで、冷厳なところのある、その図像は繰り返し描かれることで、それが持っていた意味を見失う。鼓動のように終わりない反復のさなかで、もとの意味を消失したそれはもはや雨でも線でもない。
降り積もるように集積された行為。それが綴じられたその本という形は、時間によって生み出されるが、また同時に時間から絶対的に隔絶されている。書物という宇宙にはどこかそのようなところがあり、三嶋さんの描く線はそのような手の届かない宇宙へと書き込まれてしまっている気がする。
理解することなどできない。だからこそ、意識のハザマである空白で、その線は密やかに爆発している。その純粋な力は、やがて私たちの生きているこの世界を侵食し、反転させずにはおかないだろう。そうしてやっと、コマ落ちのフィルムのようなこの間の抜けた過程から、僕らは自分自身の肉体を救えるかもしれない。

「捉えられない未知の線と音を、鷲掴みにする男達の話」生西康典

運命を感じる出会いが、人生には、時折、訪れる。三嶋さんとの出会いは、数年前、7、8年、いや10年くらい前のような気もするが、
近所の古本屋で「雨 RAIN TRAIN」という薄い画集を偶然、見つけたときだった。そんなに美術書なんて、置いてあるような古本屋では無い。その本は、古本屋の奥の小部屋、エロ本が並んである場所の横に、申し訳程度にある美術書の棚に静かに収まっていた。この出会いは、LOS APSONの山辺圭司さん、そしてMASSAGEの庄野祐輔さん、と長い時間をかけてリレーされ、ご本人にお会いしたのは今年に入ってから (詳細はMASSAGE Vol.8を購読して下さい)。それから、ライブを一緒にやること、DVDを出すことが怒濤のようなペースで、でも、そうなることが予め最初から予定されていたように、当たり前のように決まっていった。

三嶋さんと一緒に、ライブ・ドローイングのイベントをやることになったときに、音楽を誰に頼むか、瞬間的に頭に浮かんだのは、今井和雄さんだった。誰が何と言おうと、自分の中では、今井さんで決まりだった。それから直ぐに偶然、今井和雄トリオのライブがあった。
ライブがある事を僕が知ったのは、当日の夕方の事だったのだ。三嶋さんの携帯に電話した。猛烈に忙しい人なので、きっと無理だろうと思い、電話したのだが、何故か、偶然、三嶋さんは、新宿で打ち合せを終えたばかりだった。二人で、今井トリオのライブに駆けつけた。三嶋さんは、今井さんについて全く何も予備知識は無いまま無言でステージを食い入るように見ていた。演奏の途中に、おもむろに、僕の方を向き、ただ一言、「信じられない」と呟いた。それは、こんなに凄い演奏をする人が存在していたのが「信じられない」という事だったのだが、僕が古本屋で三嶋さんの「雨 RAIN TRAIN」を見つけたときの衝撃と全く同じだったと思う。こんなに凄い線を描く人が居たなんて、信じられない。何故、今まで、知らなかったんだと。

終演後、三嶋さんは、急いで帰らなければ行けなかったので、時間が、ほとんど残されていなかったのだが、三嶋さんを今井さんに紹介した。三嶋さんの本「LINE STYLE」を手にとって、見ながら、今井さんは「分かります。点と線ですよね。」と言った。こうして、今井さんとの共演も一瞬で決まった。

三嶋さんの空間における点と線の捉え方と、今井さんの時空における音の捉え方は、かなり共通しているところがあると思う。あるときは、存在が消え入る寸前のように、どこまでも細く柔らかく、あるときは、空間を切り裂くように、捉えきれないくらい早く、そして力強い。
そういう線であり、音である。

三嶋さんの「LINE STYLE」のシリーズにおけるモチーフは「雨」「風」「光」「砂」「泡」「波」である。知覚出来るけれども、形状を形に捉えることは難しいものばかりだ。それを全て白い紙の上に、黒い点と線だけで、捉えていく。

作家ジョナサン・スィフトは、こう言っている、「ヴィジョンとは本来、眼に見えないものを観る術のことである」三嶋さんのモチーフは現実に存在しているものでは、あるが、捉えているのは、三嶋さんの全身全霊の知覚によってであり、三嶋典東の「雨」であり、「風」であり、「光」である。それは現実の「雨」、「風」、「光」の素晴らしさを再認識させてもくれるが、それ以上に、三嶋典東の「雨」、「風」、「光」の美しさに僕は打たれるのだ。三嶋さんの点と線は、ほとんど彼岸と此岸の領域にあると思う。

「私は見たことを詩にかくのだ。この世のものであろうがなかろうが、私は斯くも明瞭に見たことを疑うことはできぬ」19世紀のフランスのロマン派の詩人ネルヴァルの言葉は三嶋さんに相応しい。詩であるか、絵であるかの違いだけだ。

同じように、今井さんの演奏も、いつも表現の突端にいる。音楽が音楽として、成り立つギリギリのところで、踏ん張っている。こんなあり得ない命を削るような演奏を延々とやり続けている男は、そうは居ない。

僕は運命論者では無いつもりだけれど、出会うべき人には必ず出会うはずだということは、無根拠に信じている。

捉えがたい未知の領域を、点と線と音で捉えようとする、今の時代に、存在自体があり得ない男達が初めて交錯する出会いの姿を是非、ライブで目撃して下さい。その衝撃は、この青い球体の星に、音もなく、しかし、確実に広がることと思います。

『三嶋典東の線次元 PENish "Line" Life』
(BEAMS ・BARTS DVD)¥1,000 (税込)
森羅万象を、宇宙を、黒い線だけで創出する男、三嶋典東の線 哲学を、映像作家の生西康典と掛川康典が、カットアップしたアバンギャルド・ドキュメンタリー。
2009年8月6日、六本木スーパー・デラックスに於ける、ギタリスト今井和雄、植野隆司 (テニスコーツ)とのライブ『三嶋典東の線次元 PENish "Live" Line』の記録、三嶋典東へのインタヴューなどを含む、新たなる三嶋典東の線次元を目撃せよ!!!
本年度末に発売予定。

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Tentou MIshima - PENish "Live" Line


Live drawing: Tentou Mishima / Direction: Yasunori Ikunishi / Visual: Yasunori Kakegawa / Music: Kazuo Imai & Takashi Ueno (Tenniscoats)



Inquiries: www.themassage.jp
Email: shouno@themassage.jp

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Project planning:
Yasunori Ikunishi
Yusuke Shono (MASSAGE)

Sound system:
Takeshi Inarimori (Taguchi)

Lighting:
Yusuke Nakanishi

System design:
Kei Komachiya

Drawing assistant:
Kasumi Sasazawa
Satuki Hita

Art director:
Yoshihisa Shirai

Graphic art-work:
Yoshihisa Shirai
Yuki Nagano
Junko Ogawa

Supported by
blues interactions, inc.
AO
Kazuhiro Shirao
Tomoya Kishimoto (GArAGe)
Ryoichi Kiyomiya (vinylsoyuz)
Yuki Tanaka

System supported by
Wacom
GArAGe

Drawing papers provided by
Ichikudo
Heiwapaper

Printing paper provided by
Heiwapaper
Nippon Daishowa Paperboard Co.,Ltd (Pale cream/Amber N B/Y/70kg)

Flyer printing:
TASP:Technical Art Service Project

Artist information:
Tentou Mishima
Kazuo Imai
Takashi Ueno (Tenniscoats)
Yasunori Kakegawa
Yasunori Ikunishi

Tentou MIshima PENish "Line" Life
(BEAMS ・BARTS DVD)¥1,000 (tax in)

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