2009/12/23 水曜日水曜日
Megumi Kamimura神村恵カンパニー
Open: 19:30:00 | Start: 20:00 - 23:59
カテゴリーはないようです
- Export:
- iCal
予約する/Reserve
神村恵カンパニー「配置と森」
振付: 神村恵
出演: 石田陽介、トチアキタイヨウ、福留麻里、山縣太一 (チェルフィッチュ)、神村恵
美術: 出田郷
音楽: 大谷能生
照明: 富山貴之
舞台監督: 川上大二郎
チラシデザイン: 京
写真撮影: 松本和幸
主催: 神村恵カンパニー
制作協力: STスポット、プリコグ
協力: 急な坂スタジオ
開演の30分前に開場いたします。
入場料に別途700円の1ドリンク代が追加されます。
ご予約・お問い合せ:
神村恵HP予約フォーム
http://www.kamimuramegumi.info (9月上旬より稼働します)
Tel & Fax: 03-4500-8678
神村恵カンパニーの第一回公演「山脈」が参加したフェスティヴァルのディレクターを務めていたのもあって、その公演の感想を神村さんにメールしたのだった。面白かったけど、動きの説得力や身体へのこだわりの度合いが、振り付けられたダンサーが踊ると、神村さん本人が踊るのに較べてどうしても落ちてしまう、そこが気になった、といった主旨だった。以下は、それに対する返信メールの中の一節。「稽古がまだ足りなかったとか、私の作り方というかアプローチの仕方が稚拙だったとか、まあ色々原因はあると思うんですが、ちょっと自分の作品作りに対する興味について、昨日気がつきました。動きの質や身体そのものに対する興味とは別に、空間をどう使うか、コマをどう配置して動かして、空間を区切るか、ということにも、もともとものすごく執着してたということを忘れてました。作品作りの中で、その2つのことを同時にやろうとしてることを、全く自覚できてなかったのです。自分では、動きの質を見せることのみに集中してるつもりで、それを成立させるための構成、だったはずが、実際はそうじゃなかった。そこのところを最初から自覚してやってれば、例えば、動きの質という出発点はとりあえず捨ててしまって(なぜならとてつもなく伝わりにくいから)、空間にどうコマを配置してどう動かすかということから、それを身体の実感として取り入れる、みたいなアプローチも可能だったんじゃないかなー、とか考えています。」
2007年3月にもらったメールである。2008年12月の「配置と森」の初演を見終わった夜、これを読み返して、身震いしてしまった。「配置と森」がここで明確に課題と認識されているもの、つまり「山脈」ではじゅうぶんに取り組まれることのなかったほうの執着と、徹底的に取っ組み合っていて、しかもその結果として、ダンサーに身体の実感を持たせることにもはっきりと成功していた作品だったから。課題を忘れないしぶとさって、すごく稀有なものだ。神村恵の歩の進め方は揺るぎがなくて、すごく幹が太い感じがする。今回のは再演だから、幹はさらに太くなるはず。 岡田利規(チェルフィッチュ)
プロフィール:
神村恵
振付家、ダンサー
国際基督教大学在学中、モダンダンス部にて活動する。2000年より、オランダのロッテルダムダンスアカデミーにて1年間学ぶ。04年よりソロ作品を発表し始め、国内外の様々なスペースで上演する。08年10月、インドネシアダンスフェスティバルに参加。06年9月より、神村恵カンパニーとしての活動も開始。07年2月、冬のサミット2006に参加し、こまばアゴラ劇場にて「山脈」を上演。08年2月、STスポット主催による「TheGround-breaking2008」に参加し、BankART1929 Yokohamaにて、「どん底」を発表。08年12月、STスポットにて「配置と森」を初演。空間へのアプローチの仕方、身体を物質的に扱いシンプルかつ強度のある動きを生み出すなど、独自の手法が注目を集めている。
出田郷
美術家
1978年生まれ。北海道教育大学で彫刻を学んだ後、現代芸術センターCCA北九州のリサーチプログラムに参加。その後オランダに渡り、ライクスアカデミー(アムステルダム)、Foundation B.a.d(ロッテルダム)のレジデンスプログラムに参加した後、2006年、茨城県守谷市のアーティスト・イン・レジデンスプログラム、アーカスプロジェクトへの参加を機に帰国。現在は茨城県取手市を拠点に活動を行っている。光の反射や影を効果的に用い、シンプルながら意表をつく仕掛けにより、知覚や身体感覚に直接訴えかけるようなインスタレーションを制作している。
大谷能生
音楽家、批評家
1972年生まれ。批評家、サックス/エレクトロニクス奏者。著書に『貧しい音楽』、『M/D』、『大谷能生のフランス革命』などがある。音楽家としては、sim、masなど多くのグループに参加。2006年12月にソロ・アルバム『「河岸忘日抄」より』(原作:堀江敏幸)をHEADZからリリース。その他さまざまなセッションで演奏をおこなっている。
コピー
08年12月STスポットにて上演した「配置と森」から1年経た、新バージョン。ものと人と空間が互いに迷い込み、浸食し合う。
今回やるのは、その浸食具合をぐいぐい深めることだけ。
"Placement and Forest"
Kamimura Megumi Company
Choreograph: Megumi Kamimura
Dancers: Yosuke Ishida, Taiyo Tochiaki, Mari Fukutome, Taichi Yamagata, Megumi Kamimura
Set design: Go Ideta
Music: Yoshio Ootani
Door opens 30 minutes before the performance.
1 drink charge (700 yen) will be added at door.
For reservation & information:
(http://www.kamimuramegumi.info)
Start booking from the beginning of September
Tel & Fax: 03-4500-8678
Kamimura Megumi HP
More great eventsこちらもどうですか
-
2024/11/30 土曜日土曜日
JOLT, SuperDeluxe, and Test Tone present:Silver Mouth《in 横浜 Yokohama》JOLT Arts
Open: 18:00 | Start: 19:00 - 20:00
青木涼子とジェイムス・ハリックが贈る、不気味でゴシックな2声とシンセの物語
世界初演・YPAMフリンジ2024参加公演
An eerie gothic tale for 2 voices and synthesizers performed by dynamic vocalists Ryoko Aoki and James Hullick.
World Premier. A YPAM Fringe 2024 program -
2024/12/01 日曜日日曜日
JOLT, SuperDeluxe, and Test Tone present:The Reimagined Larynx《in 横浜 Yokohama》JOLT Arts
Open: 16:00 | Start: 17:00 - 18:00
文化的な声の表現を融合し、弦楽四重奏とアートの3作品が21世紀の新たな声を創造
世界初演・YPAMフリンジ2024参加公演
3 works for string quartet and an art installation that blend cultural vocal expression to create a 21st Century voice.
World Premier. A YPAM Fringe 2024 program