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『回向、裏面』

企画：生西康典
映像編集：掛川康典
DJ：TKD
朗読：上野晃代
９月７〜１０日の４日間、入場料が無料のラウンジの企画やります。友達の家にぶらっと遊びに行くような、ゆる〜い気楽な気持ちで、楽しんで頂けたらと思います。
最終日は、２００５年に山本精一さん、掛川康典さんと、ここスーパーデラックスで行った9.1ch Surround Sound + 360° Multi-projection videoによる３時間のライブ「回向」のために編集した映像を使います。今回の音はTKDさんのDJによる別バージョンです。

　
最終日は、２００５年に山本精一さん、掛川康典さんと、ここスーパーデラックスで行った9.1ch Surround Sound + 360° Multi-projection videoによる３時間のライブ「回向」のために編集した映像を使います。今回の音はTKDさんのDJによる別バージョンです。この時は山本さんと、映像と音楽のどちらか一方が寄り添うようなことは止めましょうという話をしました。例えば音を聴きながら映像を合わせて行くVJのようなことはやめようということです。重なったり、離れたり。その極小と極大を行き来する距離感の広大さは山本さんの音楽のようであり（余談です）、テーマだけお互いに決めておいて、あとは３時間という時間だけが決まっていました。この時は長年やっていたVJを清算するような気持ちで、持ってる映像素材のほとんどを掛川さんに託して編集してもらいました。その時の編集のガイドに使った音は実はワグナーのオペラでした。という訳で、今回は山本さんとはまた違う音を今度は映像に合わせてみます。もうなかなか再上映などしないと思いますので、ぜひ、ご覧下さい。開場時のオープングには８月に行ったダンスの舞台「既に光は　暗い土のなかに」の台本を書いてくださった上野晃代さんに朗読をして頂きます。ではでは。（生西）
　

掛川康典

映像ディレクター。１９９６年より、teevee graphicsに参加。TV CM、MUSIC VIDEO、ドキュメンタリー、ファッションショーなどの映像演出からビデオ＆サウンドパフォーマンス、さらにVJとしての顔も持つ。ROBERT ASHLEY『DUST』、UA全国ツアー『SUN 2004』 の映像制作などを手がけ、またMori Art Museumで行われた「Roppongi Crossing」展への出典や、Derek Jarman、Keiichi TanaamiのDVDへのオリジナル作品の提供など幅広く活動中。
　

TKD

80年代後半より、伝説のCLUB下北沢ZOOにて、DJ EMMA・瀧見憲司・Q'HEY各氏とともに、 当時のニューウェイヴシーンを代表する木曜レギュラーパーティー「DU27716」でプレイする。他に乃木坂DEEP・恵比寿MILKなどでもロックDJとして活躍した。2000年より漫画原作・構成者として活動『LAZREZ』『皆殺しのマリア』『累』などを発表。
　

上野晃代

10年間グラフィック・デザイナーを経験後、舞台や言葉に興味を持つ。Whenever Wherever Festival 2011参加のダンス作品『既に光は　暗い土のなかに』（演出：生西康典、出演：五十嵐千乃、黒川モモ、白井剛、さとうじゅんこ）で、ほぼ詩のような台本を執筆。現在、新たな戯曲を創作中。