2012/12/04 火曜日火曜日
Elliott Sharp’s SysOrk: “Foliage” (2012)Elliott Sharp’s SysOrk: “Foliage” (2012)
Open: 19:30:00 | Start: 20:00 - 23:59
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出演:
エリオット・シャープ(ギター)
ジム・オルーク(ギター他)
臼井康浩(ギター)
八木美知依(21絃箏、17絃ベース箏)
横川タダヒコ(ヴァイオリン)
坂本弘道(チェロ)
パール・アレキサンダー(コントラバス)
山本達久(ドラムス)
高良久美子(パーカッション)
U-zhaan(タブラ)
ニューヨークを拠点としながらジャズ、ロック、ブルース、クラシックを自由に行き来する天才ギターリスト/作曲家、エリオット・シャープがオールスター・グループを率いてSDLXに登場!SysOrk(システムズ・オーケストラの略)と名付けられた10人編成の弦打楽団が演奏するのはシャープ作の最新グラフィック・スコア”Foliage”。プロジェクターを使って客席からも見えるように映し出される“Foliage”のスコアは、譜面・ヴィジュアル・アートのいずれとしても成り立っており、パフォーマー及びオーディエンスの聴覚と視覚を同時に刺激します。奇をてらったゲーム・ピースとは一線を画した“Foliage”はSysOrkをダイナミックな自己組織化アンサンブルとして機能させながら、演奏者1人1人の個性も最大限に引き出します。
出演者詳細:
##エリオット・シャープ Elliott Sharp
![/sdlx/121204-sharp.jpg](/sdlx/121204-sharp.jpg)
1951年オハイオ州クリーブランド生まれ。作曲家/マルチ・インストゥルメンタリスト/プロデュー サーであり、自身のプロジェクトであるオーケストラ・カーボン、テクトニクス、テラプレーン等を率いる他、ソロイストとして、また多くのアンサンブルやコラボレーションで世界中を精力的にツアーしている。彼のコラボレーターには、アンサンブル・モデルン、カッワーリーのシンガーであるヌスラット・ファテ・アリ・ハーン、コンピューター・アーティストのペリー・ホバーマン、チェロ奏者のフランシス=マリィ・ウイッティ、ブルース界の大御所であるヒューバート・サムリン、ジャングル・ビートの開拓者DJソウルスリンガー、ジャズ界の巨人ジャック・ディジョネット、ソニー・シャーロック、アーサー・ブライス、アンダーグラウンド・ロック・バンドのペル・ウビュ、ターンテーブル演奏のパイオニアであるクリスチャン・マークレイ、モロッコのジャジューカのマスター・ミュージシャンであるバチャー・アッタール等々、多彩なアーティストが含まれる。彼のオーケストラ曲「Calling」は2002年7月にダルムシュタット音楽祭でラジオ・シンフォニー・オーケストラ・フランクフルトによって演奏され、また同年のリンカーン・センター・サマー・フェスティバルでは、アラブとアメリカのミュージシャンによる共同プロジェクト「アル・マシュレク・オール・スターズ」に作曲家/音楽監督として参加している。他にも、NBCテレビの番組『NIght Music』で彼の作品「Free Society」が起用された他、「The Salt Mines」「Daddy And The Muscle Academy」等の映画にサウンドトラックを提供し、ナム・ジュン・パイク等の前衛ヴィデオ・アーティストの作品へも楽曲を提供している。また、バーバラ・チャンやフィオラ・テンプルトン等、多くのコレオグラファーのダンス作品のために作曲し、日本の舞踏グループである白桃房や白虎社ともコラボレートしている。インスタレーション作品も数多くてがけている。
Official website [elliottsharp.com](http://www.elliottsharp.com/)
最新ディスコグラフィー
・Radiolaria/Orchestra Carbon
・Errata/Tectonics
・Do The Don’t/Elliott Sharp’s Terraplane featuring Hubert Sumlin
・Raw Meet/Elliott Sharp, Melvin Gibbs & Lance Carter
・The Velocity of Hue/Elliott Sharp
・Racing Hearts/Tessalation Row/Calling
Peter Randel – Radio Sinfonie Orchester Frankfurt,
Kasper de Roo – Ensemble Modern(オーケストラ作品集)
ディスコグラフィー [Wikipedia 英語](http://en.wikipedia.org/wiki/Elliott_Sharp)
##ジム・オルーク
![/sdlx/121204-jim02.jpg](/sdlx/121204-jim02.jpg)
1969年シカゴ生まれ。Derek Baileyの音楽と出会い、13才のジム少年はロンドンにBaileyを訪ねる。ギターの即興演奏に開眼し実験的要素の強い作品を発表、John Faheyの作品をプロデュースする一方でGastr Del SolやLoose Furなど地元シカゴのバンドやプロジェクトに参加、「シカゴ音響系」と呼ばれるカテゴリーを確立する。一方で、小杉武久と共に Merce Cunningham舞踏団の音楽を担当、Tony Conrad、Arnold Dreyblatt、Christian Wolffなどの作曲家との仕事で現代音楽とポストロックの橋渡しをする。1998年超現代的アメリカーナの系譜から『Bad Timing』、1999年、フォークやミニマル音楽などをミックスしたソロ・アルバム『Eureka』を発表、大きく注目される。1999年から2005年にかけてSonic Youthのメンバー、音楽監督として活動し、広範な支持を得る。2004年には、Wilcoの『A Ghost Is Born』のプロデューサーとしてグラミー賞を受賞、現代アメリカ音楽シーンを代表するクリエーターとして高く評価され、ヨーロッパでも数々のアーティストをプロデュースする。また、日本文化への造詣が深く、近年は東京に活動拠点を置く。日本でのプロデュース・ワークとしては、くるり、カヒミ・カリィ、石橋英子など多数。坂田明、大友良英、山本精一、ボアダムスなどとの共同作業や、武満徹作品『コロナ東京リアリゼーション』(2006)など現代音楽に至る多彩な作品をリリースしている。映像作家とのコラボレーションとしてWerner Herzog、Olivier Assayas、青山真治、若松考二などの監督作品のサウンドトラックを担当。ジム自身も映画監督として活動しており、彼の作品は、2004年と2006年にはホイットニー・ビエンナーレ、2005年にはロッテルダム映画祭で「重要作品」として上映されている。ソロとしての最近作『The Visitor』(2009)は『Bad Timing』の現代版と言える密室的ワンマン・アルバムの極致と言える。新しい「知」の探求者としてオルタナティヴ、ポストロック、エクスペリメンタル・ポップ、映画音楽、フリー・ミュージック、ジャズ、アメリカーナ、現代音楽など様々なジャンルの極北を切り開く越境的活動を行ない「現代東京カルチャー」の先導者となりつつある。
##臼井康浩
[臼井康浩 Homepage](http://www.usui-yasuhiro.com/)
##八木美知依
![/sdlx/121204-yagi-02.jpg](/sdlx/121204-yagi-02.jpg)
邦楽はもちろん、前衛ジャズや現代音楽からロックやポップまで幅広く活動するハイパー箏(こと)奏者。故・沢井忠夫、沢井一恵に師事。NHK邦楽技能者育成会卒業後、ウェスリアン大学客員教授として渡米中、ジョン・ケージやジョン・ゾーンらに影響を受ける。ゾーンのプロデュースによるソロ・アルバム『Shizuku』(99年)を皮切りに、自己の箏アンサンブルとの『ゆらる』(01年)、17絃ソロ作『Seventeen』(05年)、インゲブリグト・ホーケル・フラーテン(b)とポール・ニルセン・ラヴ(ds)を迎えた『ライヴ!アット・スーパーデラックス』(06年)をリリース。06年にペーター・ブロッツマン(s)、ポール・ニルセン・ラヴとトリオを結成し、『Head On』(08年)と『ヴォルダ』(10年)をリリース。最新作はエリオット・シャープ(g)とのデュオ作『リフレクションズ』(10年)。08年、ラヴィ・シャンカール、パコ・デ・ルシアらと共に英国のワールドミュージック誌 “Songlines” の《世界の最も優れた演奏家50人》に選ばれる。Moers Jazz Festival(ドイツ)、Vision Festival(米国)、Kongsberg Jazz Festival(ノルウェー)、Újbuda Jazz Festival(ハンガリー)、Music Unlimited(オーストリア)、Instal(イギリス)等に出演。世界のトップ・インプロヴァイザーと共演するかたわら、プログレッシヴ・ロック・アーティストのスティーヴン・ウィルソン(Porcupine Tree)、アコーディオン奏者のcoba、更に浜崎あゆみ、アンジェラ・アキやTakuya(元Judy & Mary)といったJ-POPアーティストのレコーディングやステージにも参加。現在は本田珠也(ds)、田中徳崇(ds)、トッド・ニコルソン(b)、須川崇志(b)と結成した《八木美知依ダブル・トリオ》を活動の核とし、オリジナル曲を中心としたレパートリーを聴かせている。
[八木美知依BLOG-琴の次第-](http://michiyo-yagi.cocolog-nifty.com/)
[八木美知依 japanimprov.com](http://www.japanimprov.com/myagi/)
##横川理彦
![/sdlx/120914-yokogawa.jpg](/sdlx/120914-yokogawa.jpg)
ヴァイオリン・ギター・コンピュータ
1957年1月29日 鳥取生まれ。
4-D、P-Model、After Dinner、Metrofarce、Meatopia等に参加。電子楽器と各種生楽器を併用する独自 のスタイルに至る。 海外でのコンサート・プロジェクトも多数。現在は、即興 を中心としたライブ活動などの他、演劇・ダンスのための音楽制作など多方面 で活動中。コンピュータと音楽に関する執筆、ワークショップなども多い。
[横川理彦 Homepage](http://www.manuera.com/?menu=artists)
##坂本弘道
![/sdlx/121204-sakamoto.jpg](/sdlx/121204-sakamoto.jpg)
[坂本弘道Homepage](http://www.sakamoto-hiromichi.com/)
##パール・アレキサンダー
![/sdlx/120609-parl.jpg](/sdlx/120609-parl.jpg)
1982年生まれ。5歳より即興音楽を始め、9歳よりコントラバスを学ぶ。ミシガン大学でダイアナ•ガネット氏に師事。現代クラシック音楽の収録に2回参加。その一つ、ウィリアム•ボルコム作曲による「Songs of Innocence and Experience」(レオナード•スラトキン指揮)は、2006年にグラミー賞を受賞した。2006年8月の来日以来、新潟県における即興活動経て、2009年より上京。中村としまる、 カール•ストーン、坂本弘道、勝井祐二、Jean Sasportes, 齋藤徹 などと様々なジャンルの音楽家やダンサーと共演を行う。齋藤徹のGEN311ベースのアンサンブルに参加し、Kadima CollectiveにリリースされるDVDに参加。
##山本達久
![/sdlx/121102-yamamoto.jpeg](/sdlx/121102-yamamoto.jpeg)
1982年生。純アコースティック非エレクトリックドラマー。2003年、一楽儀光(ドラびでお)とのツインドラムハードスカムコアバンド「香港男祭」でRUINS、ガロリンズと共に韓国ツアーを敢行。賞賛と叱責を同時に浴びる。時期を同じく、佐々木匡士、倉地久美夫トリオ(菊地成孔sax/山内桂sax)など、唯一無二の歌い手との共演を重ねる。その時期から、山本精一、内橋和久、知久寿焼(exたま)、灰野敬二などなど数々のミュージシャンと多数セッションを敢行。同時にZu(ITA)、Lightning Bolt(US)、triosk(AUS)、Hans Reichel(GEL)、Gianni Gebbia(ITA)、Roger Turner(UK)など、来日アーティストのTourサポート、他多数にわたるイベントのオーガナイズも山口bar印度洋でこなす。現在では、数々の即興セッションを主軸に、石橋英子とのduoや、ナスノミツル、井上経康とのzggzag!!!、勝井祐二、marronとのプラマイゼロ、田村夏樹、藤井郷子、Kelly Churkoとのカルテット、el-malo柚木隆一郎ソロ音源へのレコーディング、2008年度芥川賞作家であり、歌手でもある川上未映子BANDへの参加、最近では成田宗弘(HIGHRISE)、田畑満(ZENI-GEVA/AMT & TCI)とのGreenFlames、町田良夫steelpanとのユニット「オハナミ」、大友良英、Jim O’roukeと共にカヒミ・カリィ・バンドでの録音や、AxSxE率いるNATSUMENのメンバーでもある等、数々のプロジェクトに参加、企画し、都内を中心に活動。
##高良久美子
京藝術大学器楽科を卒業後、室内楽、吹奏楽、オーケストラ、ミュージカル、スタジオ・ワーク等の活動を始める。主な参加舞台作品には「WEST SIDE STORY」「GRAND HOTEL」「南太平洋」「ON YOUR TOES」、ディック=リー「ナガランド」、宮本亜門「月食」、劇団四季「CRAZY FOR YOU」「LION KING」、フジテレビ主催「BIG」、TBS主催「FOOTLOSE」、ルドルフ・ジョーウォ演出「夏の夜の夢」「銀河鉄道の夜」、ジョン・ローン日本公演などがある。また、邦楽を仙波清彦に師事し“仙波清彦とはには隊”参加を機にバンド活動も開始する。坂田明“ミトコンドリア”“ハルパクチコイダ”フェビアン・レザ・パネ“ボイスネシアトリオ”、黒田京子“オルトペラトリオ”、芳垣安洋“ヴィンセント・アトミクス”、大友良英“アノード”等のグル-プへ参加の他、ホッピー神山、巻上公一、谷川賢作、久米大作、千野秀一、松本治、内橋和久、大貫妙子、おおたか静流、渡辺美里、ヤドランカ等さまざまなジャンルのミュージシャンとライヴ、レコーディングやツアーを行なう。主要な活動の一つである“ボンデージ・フルーツ(鬼怒無月×勝井祐二×大坪寛彦×岡部洋一)”では欧米のフェスティバルや海外各地のライヴ・ハウスに出演。2002年には“ウェアハウス(鬼怒無月×大坪寛彦)”とのアルバムをイースト・ワークスからリリースする。ほかにもサイレント映画とのライヴ演奏、朗読とのコラボレーション、相米慎二監督作品や数々の香港映画、蜷川幸雄「マクベス」(2001年)、文学座「アラビアンナイト」等の劇団公演の音楽制作なども手がけている。
##U-zhaan
![/sdlx/120508-uzhaan.jpg](/sdlx/120508-uzhaan.jpg)
タブラ奏者。オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインにタブラを師事。2000年よりASA-CHANG&巡礼に加入し、『花』『影の無いヒト』など4枚のアルバムを発表。2010年に脱退後、U-zhaan × rei harakamiとして「川越ランデヴー」「ミスターモーニングナイト」を配信リリース。その他にyanokami、UA、HIFANA、SUPER CARなど数多くのアーティストの作品にもタブラ奏者として参加している。著書に『ムンバイなう。』(P-Vine Books、2010)がある。
[u-zhaan.com](http://u-zhaan.com/)
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