2014/04/25 金曜日金曜日
Chihei Hatakeyama + HakobuneChihei Hatakeyama + Hakobune
Open: 19:30:00 | Start: 20:00 - 23:59
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遊牧民族型イベントの『River to Illusions』は今日も幻影の彼方を目指して劉備兄弟のように東京の会場を彷徨います。 今回はChihei Hatakeyama + Hakobune の初めてのコラボレーションアルバム『It is, it isn’t』 の発売を記念し、 スペシャル・リリースパーティーです。共演には海外でも圧倒的に支持を得ているレジェンド的なギタリスト、今井和雄に加え、 ローレン・コナーズを擁する名門レーベル『Family Vineyard』ららのリリースで知られるHisato Higuchi、様々な自作楽器などで、山川冬樹、Open Reel Ensembleなどとパファーマンスを果たした藤田陽介を迎えます。 Chihei Hatakeyama + Hakobuneも今回はエレキ・ギターのドローンデュオとしてのパフォーマンスを披露します。
Live:
Chihei Hatakeyama + Hakobune
今井和雄
Hisato Higuchi
藤田陽介
DJ:
DJ 置石
Artist info:
Chihei Hatakeyama
![/sdlx/140425-hatakeyama.jpeg](/sdlx/140425-hatakeyama.jpeg)
Chihei Hatakeyamaとして2006年にKranky(米)より、ファーストソロアルバムをリリース。 以後世界中のレーベルから現在にいたるまで10作品以上リリースし、エクスペリメンタル・アンビエントの世界での地位を築いてきた。デジタルとアナログの機材を駆使したサウンドが構築する美しいアンビエント・ドローン作品が特徴。2011年にはヨーロッパ五カ国10箇所を回るツアーを敢行、to rococo rot, tim heckerなどと共演。また、伊達伯欣とエレクトロ・アコースティックデュオOpitopeとして、ヴォーカリストの佐立努とはLuis Nanookとして電子音と伝統的なフォークサウンドが混ざり合う音楽世界を構築。マスタリング・録音エンジニアとしても、自作の作品のみならず、多くの作品を世に送り出している。
[homepage](http://www.chihei.org)
hakobune
![/sdlx/140425-hakobune.jpeg](/sdlx/140425-hakobune.jpeg)
レイヤーを重ね合わせ、音風景を描く。2007年に活動を開始。 これまでに47作のアルバムを 各国のレーベルから 発表している。
[homepage]( http://hakobunemusic.jp/)
[bandcamp](http://hakobune.bandcamp.com/)
今井和雄
![/sdlx/111211-imai.jpeg](/sdlx/111211-imai.jpeg)
1955年生。高柳昌行、小杉武久に師事。1970年代から即興音楽を中心に活動。91年ソロによる即興シリーズ「ソロワークス」を始める。
[今井和雄 Homepage](http://www.japanimprov.com/kimai/kimaij/)
樋口寿人 (Hisato Higuchi)
![/sdlx/140425-Hisato-Higuchi.jpg](/sdlx/140425-Hisato-Higuchi.jpg)
2003年にEP、2005年にアルバムを自身のGhost Discからリリース。以降、アメリカのFamily Vineyard、日本のPSFの他、ベルギー、イギリス、イタリヤのレーベルから作品をリリース。この日はコーラス、ディレイペダルを使った弾き語りを予定している。
[ghost.readymade.jp](http://ghost.readymade.jp/)
[hisatohiguchi.bandcamp.com](http://hisatohiguchi.bandcamp.com/)
藤田陽介
![/sdlx/140210-FujitaYosuke.jpg](/sdlx/140210-FujitaYosuke.jpg)
広島県尾道市生まれ、香川県出身、神奈川県在住。鳥を師匠とする。 2009年、空想を具現化した完全自作のパイプオルガンを製作。ふいごからパイプまで全てを一人で作り上げたそのオルガンは、その構造や演奏方法の全てが特異であり、鍵盤すら持たない。この世に一台限り実在する空想楽器である。 また、世界で最初のノイズ作曲家と言われる未来派、ルイジ・ルッソロの考案した騒音楽器「イントナルモーリ」を復元し、パフォーマンスに取り入れている。 歌手としては、ロシア連邦トゥバ共和国の伝統歌唱・ホーメイをはじめ、世界中のプリミティブな歌唱法を独学で取り込み、自らのパフォーマンスに展開している。なかでもイヌイットの喉交換遊び・カタジャックからヒントを得てあみ出したオリジナルの歌唱法〈テタニー歌唱〉は特に独自性が高く、筋肉の硬直やしびれ、痙攣などを引き起こす歌唱法であり、よだれを拭い続けながら歌うパフォーマンスが色々な意味で話題を呼んでいる。 近年では、巻上公一(ヒカシュー)や山川冬樹、Open Reel Ensembleなどとの共作によるパフォーマンス公演をはじめ、ダンサーや映像作家との共演、展示活動やライブ企画など、その活動はアートシーン全域に及ぶ。
[藤田陽介 Homepage](http://fujita-yosuke.moo.jp)
CDについての声明文
初めて依藤君(Hakobune)と会ったのは落合のSoupというライブハウスだった。その時彼はエレクトリックギターを手にしていて、ジミ・ヘンドリックスのようにギターを破壊していたように思うが、今にして思うとそれは自分の妄想だったのか?
彼はアンビエントのミュージシャンだ。ギターを壊すはずがない。しかしそのように記憶している。彼の持っている情熱の質量の事を考えた事を覚えている。そして奇妙な偶然なのか、あのアンビエントの祖、ブライアン・イーノもまたジミ・ヘンドリックスのウッドストックのパフォーマンスから感銘を受けているのだ。
ここにはアンビエントミュージックが内包する歴史性が色濃く現れているように思う。ここで、あえて思うのは、アンビエントミュージックはロックの一形態でもあるという事だ。この作品でもエレクトリックギターがその音色の大半をしめている。
それから2年くらいの月日が流れ、
何度かのライブでの共演をもとに、または、天命に導かれるように1枚の作品となってここに結実した。私の持っている音楽への情熱の質量と彼の持っている情熱の質量の積がこの作品からヒシヒシと伝わっていくことを切に願う。
2014年2月17日 畠山地平
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