2017/09/14 木曜日木曜日
PITA "Get In"PITA『Get In』
Open: 19:00:00 | Start: 19:30 - 23:59
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Editions MEGOの創始者ピーター・レーバーグことPITAが17年ぶりのフル・アルバムを引き下げ登場!昨年、開催されたMEGO20周年公演において超満員のSuperDeluxeにてLIVEを披露、そして2016年、待望のフルアルバム「Get In」を完成させ完全復活をとげたPITA。この日、旧友ジム・オルークも駆けつけibitsu, Chris SSGとともに大切な一夜を盛り上げてくれます!エレクトロニクス・ミュージックの豊かな歴史を体現するPITAが生み出した現在進行形のサウンドをどうぞお見逃し無く!
LIVE
■ PITA a.k.a Peter Rehberg (Editions MEGO)
■ ジム・オルーク
■ ibitsu
DJ
■ Chris SSG
出演者詳細:
PITA a.k.a Peter Rehberg
![/sdlx/150923-pita.jpg](/sdlx/150923-pita.jpg)
Photo by Magdalena Blaszczuk
PITAはエディションズ・メゴの創設者、ピーター・レーバーグのステージ名。ロンドン生まれの彼は、ウィーンに数十年住んだ後、いわゆるラップトップミュージックの芸術的可能性が発見されようとしていた20年前に、キャリアをスタートさせました。PITAはその時以来、コンピューターを使った制作を開始し、シンセティック・ミュージックの先駆者の1人として国際的に認められています。彼の音楽的バックグラウンドは、ノイズやアンビエント、テクノと同時に、初期のエレクトロ・アコースティックにも見出すことができます。PITAは、10年近くもの間沈黙を守った後にソロ活動に復帰し、現在は音響実験の次の段階の先頭を走っています。彼の音楽に対するアプローチはそれほど変わっていません。それは、過激なマニアによる絶え間ない探求であり、私たちを実験的エレクトロ音楽の海岸線へと導いてくれるのです。この音楽は、直感的シンセシス、あるいはテクノの環境の奥底での探索と表現するのが、恐らく一番合っているでしょう。彼は歪んだ電子音と抽象的なビートのパターンやグリッジを融合させることで、ある種の過激なコンピューターミュージックを作り、周波数帯域を超えた音を探し求め、音の弾みに注意を払うのです。ソロのミュージシャンとしての活動を休止していたとはいえ、レーバーグは自身の音響的探求を止めていたわけではありません。過去10年間、彼はFenn’O’Berg (ジム・オルークとクリスチャン・フェネスとの活動)やKTL (Sunn O)))のスティーブン・オマリーとの活動)、R/S (マーカス・シュミックラーとの活動)、彼の最新プロジェクトのShampoo Boy (クリスティーナ・ネメックとクリスチャン・シャーチンガーとの活動) などのコラボレーション活動に重点を置いていました。これら数多くのコラボレーション活動の主軸となっていたのは、なんといってもフランスの舞台演出家のジゼル・ヴィエンヌとの長きにわたる活動でしょう。現に彼女の多くの作品には、レーバーグの作品が使われています。
PITAはこれまで十数枚のアルバムを制作し、驚くほど幅広い実験的電子音楽のスタイルをカバーしており、Get Out / Get Down / Get Offの三部作などのLPは、幅広い国々の批評家から称賛され、MEGOやTouch、Häpnaなどのレーベルからリリースされました。彼はSONARやATP(オール・トゥモローズ・パーティーズ)、CTMベルリン、MUTEK、ドナウ・フェスティバルなど、様々な国際フェスティバルで演奏しています。
また音楽シーンに多大な影響を与え続けるエディションズ・メゴ系列のレーベルの代表者として、彼はフェネスやケヴィン・ドラム、エメラルズ、フロリアン・ヘッカー、ベルナール・パルメジャーニ、ラッセル・ハズウェル、KTL、アコス・ロズマン、ドナート・ドジー、ビル・オーカット、マーク・フェル、その他の多くの国際的に有名なアーティストの作品をリリースしてきました。
「彼は現在活動中の最も鋭く敏活なアーティストだ」(ニック・カイン、The Wire誌)
[Editions Mego – Pita ](http://editionsmego.com/artist/pita)
ジム・オルーク
![/sdlx/130828-Jim.jpg](/sdlx/130828-Jim.jpg)
Photo by Ujin Matsuo
1969年シカゴ生まれ。Derek Baileyの音楽と出会い、13才のジム少年はロンドンにBaileyを訪ねる。ギターの即興演奏に開眼し実験的要素の強い作品を発表、John Faheyの作品をプロデュースする一方でGastr Del SolやLoose Furなど地元シカゴのバンドやプロジェクトに参加、「シカゴ音響系」と呼ばれるカテゴリーを確立する。一方で、小杉武久と共に Merce Cunningham舞踏団の音楽を担当、Tony Conrad、Arnold Dreyblatt、Christian Wolffなどの作曲家との仕事で現代音楽とポストロックの橋渡しをする。1998年超現代的アメリカーナの系譜から『Bad Timing』、1999年、フォークやミニマル音楽などをミックスしたソロ・アルバム『Eureka』を発表、大きく注目される。1999年から2005年にかけてSonic Youthのメンバー、音楽監督として活動し、広範な支持を得る。2004年には、Wilcoの『A Ghost Is Born』のプロデューサーとしてグラミー賞を受賞、現代アメリカ音楽シーンを代表するクリエーターとして高く評価され、ヨーロッパでも数々のアーティストをプロデュースする。また、日本文化への造詣が深く、近年は東京に活動拠点を置く。日本でのプロデュース・ワークとしては、くるり、カヒミ・カリィ、石橋英子など多数。坂田明、大友良英、山本精一、ボアダムスなどとの共同作業や、武満徹作品『コロナ東京リアリゼーション』(2006)など現代音楽に至る多彩な作品をリリースしている。映像作家とのコラボレーションとしてWerner Herzog、Olivier Assayas、青山真治、若松考二などの監督作品のサウンドトラックを担当。ジム自身も映画監督として活動しており、彼の作品は、ホイットニー・ビエンナーレ、ロッテルダム映画祭で「重要作品」として上映されている。ソロアルバム『The Visitor』(2009)は『Bad Timing』の現代版と言える密室的ワンマン・アルバムの極致と言える。新しい「知」の探求者としてオルタナティヴ、ポストロック、エクスペリメンタル・ポップ、映画音楽、フリー・ミュージック、ジャズ、アメリカーナ、現代音楽など様々なジャンルの極北を切り開く越境的活動を行ない「現代東京カルチャー」の先導者となりつつある。2015年に13年半ぶりとなるヴォーカル・アルバム『Simple Songs』をリリース。海外の多くのメディアでベストアルバムに選出されている。
[ジム・オルーク Bandcamp](http://steamroom.bandcamp.com)
[Editions Mego – Old News](http://editionsmego.com/releases/old-news/)
ibitsu
![/sdlx/150923-ibitsu_2015.png](/sdlx/150923-ibitsu_2015.png)
Photo by Yoh Sugiyama
[Editions Mego – ibitsu](http://editionsmego.com/artist/ibitsu)
Chris SSG
![/sdlx/chris_ssg.jpg](/sdlx/chris_ssg.jpg)
Chris SSGと言えば、鋭い洞察力で的確な音楽批評を発信していた今は亡きMNML SSGSブログの創始者の一人だったことが一番良く知られているかもしれませんが、近年はオンライン上から東京のテクノシーンに活動の場を移し、MNML SSGSのイベントのオーガナイザー、非定期的に開催されているチルアウトパーティーSound Gardenのレジデントを務めています。ダンスミュージックという枠に囚われず、アンビエント、エクスペリメンタル、コスミックなサウンドをアブストラクトなテクノと織り交ぜながらDJ活動をし、Unit、Air、Dommune、Galaxy、SuperDeluxeなどの東京有名クラブの他に、FREEDOMMUNEやRuralなどのフェスにも出演。Chris SSGのニューヨークを拠点とする「Mysteries of the Deep」ミックスはClubbingSpainの2014年トップ10ミックスにも選ばれました。ブログとしてのMNML SSGSこそ廃止されてはいるものの、いつまでもMNML SSGSの美意識を、力強く刺激的な音楽を通して貫いています。
[https://twitter.com/mnmlssgs](https://twitter.com/mnmlssgs)
[https://intersticessg.wordpress.com/](https://intersticessg.wordpress.com/)
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