SuperDeluxe


こんにちは。


公式イベント [Pick Up] アルヴィン・ルシエ/エヴァー・プレゼント・オーケストラ/オーレン・アンバーチ/トレヴァー・セイント Alvin Lucier & Ever Present Orchestra DAY 1 [Record/Book Release]

カテゴリ: 音楽

タグ: Acoustic | Classical | Electronica | Experimental | Japan Premiere | Minimal | Performing Arts | 来日公演

開場 19:00 / 開演 19:30

料金 前売3500円 / 25歳以下 2500円 (要身分証明証) / 当日4000円(ドリンク別)

Alvin Lucier, Ever Present Orchestra, Oren Ambarchi and Trevor Saint
Photo: Alvin Lucier performs Music for Solo Performer

ルシエは2018年のツアーを最後の海外遠征としており、惜しくもこれが日本で最後のパフォーマンスとなります。

出演者:
アルヴィン・ルシエ
ベルンハード・リートブロック(エレキギター)
オーレン・アンバーチ(エレキギター)
ゲイリー・シュマルツ (エレキギター)
ヤン・トーベン(エレキギター)
フェリックス・プロフォス(ピアノ)
トレヴァー・セイント (グロッケンシュピール)
レベッカ・ティース(バイオリン)
クリスティーナ・モーザー(バイオリン)
セシル・フォンデンワール(バイオリン)
アザット・フィシュヤン(バイオリン)
バレンタイン・ミショー(サックス)
ジョアン・ジョルディ・オリバー・アルコス(サックス)
チャールズ・ン(サックス)

プログラム​:
Alvin Lucier: Ricochet Lady - Trevor Saint
Alvin Lucier: Braid - Ever Present Orchestra
Alvin Lucier: Two Circles ​- Ever Present Orchestra
Alvin Lucier: Semicircle ​- Ever Present Orchestra
休憩
Alvin Lucier: Bird and Person Dyning - Alvin Lucier
アルヴィン・ルシエ『Illuminated by the Moon』Box setサイン会

主催:スーパー・デラックス
ご協力:チューリッヒ芸術大学(ZHdK)
Special thanks: Antibodies Collective、京都大学 西部講堂連絡協議会、在日スイス大使館
/sdlx/zhdk-x250.jpg

関連イベント
4月1日(日)京都大学 西部講堂
Antibodies presents Alvin Lucier & Ever Present Orchestra
4月4日(水)東京 スーパー・デラックス
アルヴィン・ルシエ&エヴァー・プレゼント・オーケストラ DAY 2

エヴァー・プレゼント・オーケストラ Ever Present Orchestra
エヴァー・プレゼント・オーケストラは、アルヴィン・ルシエによって作曲された類稀なる作品群の演奏に特化した演奏家集団です。オーケストラはルシエによるビート・パターン(共振現象)に重点を置いた楽器音楽を、4人のエレキギター奏者、3人のサクソフォン奏者、4人のバイオリン奏者とピアニストという珍しい楽器構成で、幅広い聴衆に届けようとしています。古典西洋音楽の演奏者たちと並んで、ステファン・オマーリーやオーレン・アンバーチなど、ルシエの作品を独自に解釈してきた演奏家たちの存在により、アンサンブルは従来の現代音楽シーンよりも広いオーディエンスにアピールすることに成功しています。

アルヴィン・ルシエ Alvin Lucier
/sdlx/AlvinLucier-KrisanneJohnson-x500.jpg
20世紀後半のアメリカ音楽の最たる代表者としてのアルヴィン・ルシエの先駆的研究は、通常は聞こえない音を可聴化する試みとして最も顕著とされるが、何よりも非常に特異な形で音を可視化したり、空間を有形化するその手法において特徴的である。1950年代を通じて彼の作曲法は欧州の古典的な技法を軸としたが、1965年に始まったライヴ・エレクトロニクスの時代から1982年に至るまで、ルシエの楽曲は全て言葉によって表されていた。これらの言葉は伝統的な意味における音楽的概念のコード化として理解されるのではなく、音の現象、もしくは音響的に生成される現象を明らかにする集中的な実験状況の設定として理解されるべきである。1970年代に始まったサイン波を使った作品群のさらなる発展を遂げ、1982年以降の古典的楽器のための楽曲群は、かつての電子的に育成された音波と古典的な楽器の音波の干渉によって導き出される状況の研究を基礎とした作曲方法の延長線上にあるといえる。伝統的な演奏の技術、表記法、通常のコンサートといった場面への復帰、親しみ深い環境や楽器を使用することは、これらの楽曲が音楽の通念を大きく逸脱したルシエの根本的な美学を際立たせる作用を意図して作られていることを表している。ルシエの作曲に関して特に強調すべきは、「概念は物事のなかにしか存在しない」ということ、言い換えれば、それは空間そのものに内在する概念の解放性という、古典芸術のロマン主義や従来の音楽の概念を逸脱した眼差しであり、ルシエの実験的な楽曲群は、音という現象、そして知覚そのものを如何に知覚するかということについて絶えず言及している審美的な反射である。(Photo by Krisanne Johnson)

ベルンハード・リートブロック Bernhard Rietbrock - Ensemble Director
チューリッヒ芸術大学理論学研究所に所属する研究員、音楽家、プロデューサー。 スイス国立科学財団(SNF)の研究プロジェクト「Reflexive Experimental Aesthetics after Alvin Lucier」を率いる。 2016年、エヴァー・プレゼント・オーケストラを設立、同オーケストラの芸術監督を務める。

トレヴァー・セイント Trevor Saint - Glockenspiel
トレヴァー・セイントはグロッケンシュピールのために新しく作曲された音楽の演奏家です。拡張された帯域を有する楽器のための最初のソロ作品の演奏活動のほか、クリストファー・バーンズ、ジェフ・ヘリオット、マット・サージェント、アルヴィン・ルシエといった作曲家たちと定期的に、様々な形式で活動を共にしています。Tanngrisnir(コンピュータ制御の照明とアルゴリズムによってカットアップされるビデオ投影のデュオ)、Skewed and Such(共鳴する金属やリアルタイム・プロセッシングの繊細な領域を探るデュオ)の一員としても演奏活動中。

オーレン・アンバーチ Oren Ambarchi - Guitar
オーレン・アンバーチは、器楽音楽に関わる従来のアプローチを超越することに長年の関心を抱いているマルチ・インストゥルメンタリストである。彼の作品は主にギターの探求に焦点を当て、その楽器をエイリアン的抽象化の領域に再ルーティングすることで、楽器自体が容易には識別できない形態の音楽、もしくは拡張された音響実験のための環境を創出してきた。

Box set: アルヴィン・ルシエ『Illuminated by the Moon』
/sdlx/ibtm-boxset-x500.jpg
Held in October of 2016, a festival at the Zurich Academy of the Arts (ZHdK) celebrated Alvin Lucier’s 85th birthday. ZHdK’s festivities covered one week of concerts, installations, workshops, and symposiums spanning the disciplines of composition, music theory, musicology, sound studies, aesthetics, critical theory, and art history. This evening sees the publication of documents from the festival combined in a box set that includes four LPs (12“/ 180 gram), a CD, as well as a discursive publication of essays, interviews, articles and archival photos edited by Bernhard Rietbrock.
終演後、アルヴィン・ルシエ『Illuminated by the Moon』のサイン会行います。

プログラム詳細

Bird and Person Dyning (1975)
for performer with microphones, amplifiers, loudspeakers and electronic sound producing objects

1975年の感謝祭の日、暇を持て余した私はウェスリアン大学の電子音楽スタジオで午後を過ごしていました。そこで私は、最近未見の知人であった作曲家のダグ・カーンから郵便で受け取った、鳥の鳴き声の様な下方向のグリッサンドとそれに続いて無限に反復する電子音を発生する、クリスマス・ツリーの装飾品と思われる玩具のようなものを、ステレオに配置されたスピーカーからパニングをかけて再生する実験を始めたのです。ちょうどその頃入手していたSennheiser社製のバイノーラル・マイクロフォンを頭部に装着し、早いスピードで頭を動かすことによって短時間のディレイのような効果を得ることが出来ないものか、もしくは別の発見に値する現象は存在しないかを確かめるために実験をしたのです。私が部屋の中央に立っていたとき、ある時点でフィードバックが起こり始めました。私がアンプのボリュームを下げに至る前に、私は頭の中から聞こえていると同時に、部屋の様々な場所で鳴っているかのような鳥の鳴き声の幽霊のような印象を聞いたのです。その音は実に素晴らしかった。結果として得られる音色が、ヘテロダイン成分によるものなのか、内耳間の高調波によって発生する聴く人の中にしか存在しない音の現象なのかどうかはともかくとして、結果が壮観なものであることは確かであり、何よりもリスナー自身がそれを鮮やかに聞くことができたのでした。幾年にもわたる数々のパフォーマンスで、マイクスタンドに鳥の鳴き声を発する装置と二つのスピーカーを取り付けたものが空間の正面中央に配置されたシンプルなセットアップを開発しました。パフォーマンスは単純にパフォーマーが幽霊現象を探して空間をゆっくりと移動することから成ります。私は通常、聴衆のエリアを通って、鳥の声の装置とスピーカーの方向へ移動します。左から右に頭を傾けることで、ヘテロダイン効果が起こるポイントを探し、その結果を微調整しながら空間を移動します。幽霊の鳥の地理的位置はバイノーラル・マイクロフォンとスピーカとの空間的関係性により決定されます。私は状況の演劇性を味わいながら、鮮やかな転置や、鏡像反転が起こることを楽しむのです。しかし時には、空間は不要な共鳴をわずかに生み出すのみの場合もあります。パフォーマーは、鳥の声の印象を生み出すフィードバックに関する適切な状況を見つける作業を受け入れることを要求されるため、パフォーマンスは即興によるものではありません。
アルヴィン・ルシエール:フィードバックと私の仕事(Resonance Magazine 9(2) 2002/P.358)

Ricochet Lady (2016) 【ジャパンプレミア 京都 4月1日
for solo glockenspiel

「Ricochet Lady」では、グロッケンシュピールがパフォーマンス会場の壁の近くに置かれます。プレイヤーが3か4音のクロマティック・パターンを繰り返すと、音は壁から離れ、部屋の周りを反射し、そのキャラクターを変化させながら動き回ります。「Ricochet Lady」はトレヴァー・セイントのために作曲されました。 この作品のタイトルは、モートン・フェルドマンが「Why Patterns」でグロッケンシュピールを使用した経緯を『グロッケンシュピールを叩くのではなく、高貴な女性と接するかのように扱うことを恥ずかしく思う必要は無かった』と語ったことにインスピレーションを得たものです。

Braid (2012) 【ジャパンプレミア 京都 4月1日
for alto flute, clarinet, english horn, and string quartet
adapted for the Ever Present Orchestra

4人の弦楽器奏者は、4本編みの編組状パターンでゆっくりと上下にスイープを繰り返します。彼らがそうしているように、3人の菅楽器奏者は長いトーンをスイープする弦の音に対して持続させ、弦のスイープと固定された菅楽器の音の距離によって決定されるスピードで共振しビーティング運動を生み出します。遠く離れているほどビートが速くなり、調和の状態ではビートは起こりません。「Braid」はCallithumpian Consortのために作曲されたのち、エヴァー・プレゼント・オーケストラの楽器群に適切化されています。

Two Circles (2012) 【ジャパンプレミア 京都 4月1日
for flute, clarinet, violin, cello, piano and pure wave oscillators
adapted for the Ever Present Orchestra

パフォーマンスの過程で、電子的に生成された純粋な音波は、それぞれが中央の周波から昇順および降順の18半音階の範囲にまたがる2つの同様の円を描きます。各サークルは10分30秒の長さを持ち、2番目のサークルは7分31秒で最初のサークルと重なっています。全長は18分です。純粋な音波が上下にスイープするにつれて、奏者たちの発する音波とスイープする音波の距離関係によって決定されるスピードで起こるビーティング現象を生成するために、各奏者は長いトーンをそれらに対して維持する。遠く離れているほど、ビーティングが速くなります。ユニゾン状態では、ビーティング現象は起こりません。音波が連続的に動いているので、プレイヤーの音波から遠ざかるにつれてスピードを上げ、近づくにつれて減速することになります。

Semicircle (2017) 【ジャパンプレミア 京都 4月1日
for four violins, three electric guitars, piano and four alto saxophones

18分にわたって、12人の楽器演奏者が一斉にユニゾンで上下にスイープし、半円の形を形成するという作品。弓の動きの変更や息づかいの指定箇所などが奏者の譜面に記されています。ピアニストは、1秒間隔で一連の音を鳴らし、上下にステップして、他のプレイヤーのスイープ運動を追跡します。「Semicircle」はエヴァー・プレゼント・オーケストラのために作曲されました。

チケット予約

オフィシャルハッシュタグ

#LucierEPO

アカウント登録後、マイページからTwitterを連携してこのハッシュタグをつけてつぶやくと、そのつぶやきはコメントとしてここで表示されます。

コメント[RSS]

ログインすると、コメントを書き込むことができます