2014/10/26 日曜日日曜日
Heeman - Ferrari - O'Rourke 2014Heeman – Ferrari – O’Rourke 2014
Open: 18:30:00 | Start: 19:00 - 23:59
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公演内容変更のお知らせ
この度、来日予定だったクリストフ・ヒーマンは病気により来日が難しくなり、10月26日の公演内容を変更させて頂きます事をご報告させていただきます。盟友クリストフ・ヒーマンの病気欠場を受け、友情厚いジム・オルークとブリュンヒルド・フェラーリの奇跡のコラボレーションが実現致します!
ジョン・ケージらと並ぶ20世紀現代音楽の偉才、リュック・フェラーリと共にフランス現代音楽シーンのすべてを知り尽くし、彼の没後は積極的にみずみずしい自作を発表している作曲家ブリュンヒルド・フェラーリ。もはや言葉での説明すら不要とも言える、俊才ジム・オルーク。リュック・フェラーリが晩年愛したこのスーパーデラックスで、歴史的事件と呼ぶにふさわしい、二人のコラボレーションが実現することになりました!当初共演予定だったクリストフの急病によりプログラムは再構築され、なんと以前よりさらに興奮度と耽溺度を高めたスペシャルプログラムでお送りするニュー・プログラムは盟友クリストフから託された”Stürmische Ruhe ”はもとより、ブリュンヒルドが作曲し、日本初演となる” Le piano englouti | the sunken piano” がジム+ブリュンヒルドというこれ以上ない純粋なコンビネーションで演奏されます!
そしてさらに、リュック・フェラーリの” Et tournent les sons dans la Garrigue ~そして音はガリーグを巡る~”がジム+ブリュンヒルドという、本当にスペシャルなコラボレーションでお届けできることになりました!
もちろん若き日のリュック・フェラーリがミュージック・コンクレートの創始者、ピエール・シェフェールの協力を得てフランス国営放送の肝入りで撮影されたもののお蔵入りとなり、さらに半世紀近くも行方不明となっていた幻の映像作品「Spontané 4」も日本語字幕付きで上映。さらにさらに、今回オープニング・アクトにはジョン・ゾーンを始めとするニューヨーク現代音楽シーンの最先端をひた走るOkkyung Lee(イ・オッキョン)を迎えます!病床のクリストフに捧げる友情と音響の紙風船、豪華絢爛、空前絶後のこのコンサート。21世紀東京の、この歴史的瞬間に立ち会える貴重な機会を逃す手はありません!ぜひともご来場をお待ちしています!
出演:
ブリュンヒルド・フェラーリ
ジム・オルーク
イ・オッキョン
上映:
スポンタネ IV (1962年/日本初公開/日本字幕付き)
当日プログラム:
• イ・オッキョン (ソロ)
Screening of « Spontané IV » (1962) Improvisations on orchestral scheme from Luc Ferrari filmed by Gérard Patris
• Stürmische Ruhe stormy tranquility – electroacoustic (2014) – 29’05
from ブリュンヒルド・フェラーリ & クリストフ・ヒーマン (ブリュンヒルドのみ)
• ジム・オルーク (ソロ)
• Extérieur Jour (2014) – 10’17
from Brunhild Ferrari
• Le piano englouti the sunken piano (2012) – 17’50
from ブリュンヒルド・フェラーリ
with ジム・オルーク
• Et tournent les sons dans la garrigue – 1977 (25’)
Reflection on writing Nr.1 – Stereo tape and free instrumentation
from Luc Ferrari
with ジム・オルーク
“How can we transmit musical ideas without using conventional and scholarly writing, leaving the musicians their spontaneity and freedom. Lying in the warmth of the garrigue scrub I was thinking about this problem by letting me enter the atmosphere, sounds and scents that turned in the air of the landscape.”
出演者詳細:
ブリュンヒルド・フェラーリ
![/sdlx/141026-BRUN.jpg](/sdlx/141026-BRUN.jpg)
ドイツ・アーヘン出身。
アーヘンを訪れたリュック・フェラーリと出会いパリにて結婚。フランス国営放送でピエール・シェフェールらと共に働いた後、通訳、翻訳者として活動する。フェラーリの作品に欠かせない「声」として、数々のヘールシュピール(ラジオ・ドラマ音響)作品に出演し、また彼の唯一の秘書、共同作業者としてラジオ番組や映画などをドイツ、アメリカ等で制作。“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会 )の設立当初からのメンバーであり、2005年にリュックが没した後には、彼の遺した膨大なアーカイブの整理および管理を行い、後進の芸術家を支援するための「プレスク・リヤン協会」を設立する。近年は積極的に自身の作品を発表、演奏し、これまでにリリースされた作品には単体作品としては”Tranquilles Impatiences”(レコード)、他にフランスの即興楽団GOLとの共同作品”Exercices D’Improvisation”、今年リリースされた”Tautologos 3”があり、また 昨年リュック・フェラーリとの文字通り「協同作品」となる”Programme Commun”、”Contes Sentimentaux”が発売された。海外での講演の他に、日本では一昨年東京芸術大学、武蔵野美術大学でヘールシュピールと映像インスタレーションについての特別講義を行い、また昨年茅野市で開催された「音風景の可能性」では新作「Extérieur Jour」を発表した。
ジム・オルーク
![/sdlx/130828-Jim.jpg](/sdlx/130828-Jim.jpg)
1969年シカゴ生まれ。Derek Baileyの音楽と出会い、13才のジム少年はロンドンにBaileyを訪ねる。ギターの即興演奏に開眼し実験的要素の強い作品を発表、John Faheyの作品をプロデュースする一方でGastr Del SolやLoose Furなど地元シカゴのバンドやプロジェクトに参加、「シカゴ音響系」と呼ばれるカテゴリーを確立する。一方で、小杉武久と共に Merce Cunningham舞踏団の音楽を担当、Tony Conrad、Arnold Dreyblatt、Christian Wolffなどの作曲家との仕事で現代音楽とポストロックの橋渡しをする。1998年超現代的アメリカーナの系譜から『Bad Timing』、1999年、フォークやミニマル音楽などをミックスしたソロ・アルバム『Eureka』を発表、大きく注目される。1999年から2005年にかけてSonic Youthのメンバー、音楽監督として活動し、広範な支持を得る。2004年には、Wilcoの『A Ghost Is Born』のプロデューサーとしてグラミー賞を受賞、現代アメリカ音楽シーンを代表するクリエーターとして高く評価され、ヨーロッパでも数々のアーティストをプロデュースする。また、日本文化への造詣が深く、近年は東京に活動拠点を置く。日本でのプロデュース・ワークとしては、くるり、カヒミ・カリィ、石橋英子など多数。坂田明、大友良英、山本精一、ボアダムスなどとの共同作業や、武満徹作品『コロナ東京リアリゼーション』(2006)など現代音楽に至る多彩な作品をリリースしている。映像作家とのコラボレーションとしてWerner Herzog、Olivier Assayas、青山真治、若松考二などの監督作品のサウンドトラックを担当。ジム自身も映画監督として活動しており、彼の作品は、2004年と2006年にはホイットニー・ビエンナーレ、2005年にはロッテルダム映画祭で「重要作品」として上映されている。ソロとしての最近作『The Visitor』(2009)は『Bad Timing』の現代版と言える密室的ワンマン・アルバムの極致と言える。新しい「知」の探求者としてオルタナティヴ、ポストロック、エクスペリメンタル・ポップ、映画音楽、フリー・ミュージック、ジャズ、アメリカーナ、現代音楽など様々なジャンルの極北を切り開く越境的活動を行ない「現代東京カルチャー」の先導者となりつつある。写真: 松尾宇人
イ・オッキョン
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イ・オッキョン (ニューヨーク) は、韓国で音楽を学んだ後、2000年よりニューヨークを拠点に移して活動。チェロ用いて演奏、即興、作曲を行い独自のチェロの奏法や音世界を追求。ジャズや韓国の伝統的な音楽を皮切りに果てはノイズ・ミュージックに至るまで様々なジャンルのエッセンスを独自の感性で貪欲に吸収しそこから新しい音楽を生み出し続ける。ローリー・アンダーソンやデレク・ベイリー、ジョン・ゾーンなど数々のアーティストと共演、共作を重ね、ソロアーティストとしても世界各地でコンサート行っている。
クリストフ・ヒーマン (本公演は病気欠場)
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1964年アーヘン、ドイツ生まれ。クリストフ・ヒーマンは、ノイズ・アバンギャルドの歴史に残る名バンドH.N.A.S.の元メンバーであり、1999年から2005年にかけてはアンドリュー・チョークとのデュオ 「ミラー」 として精力的な活動を行い、22もの作品を残す。現在はソロ活動を行う傍らティモ・ファン・リュイクとのデュオ 「イン・カメラ」 をはじめとする様々なコラボレーションを行なっており音楽の最前線に常駐する。また、ジム・オルークのデビュー以前からの親友でもあり(ヒーマンはオルークに負けない音楽狂でもあり、オルークにヴァン・ダイク・パークスや戸川純を教えたのが彼であることは一部で有名)ミラー+オルークという編成で02年には初来日ツアーも行われた。ミラーはアナログ盤、CD-Rなどで膨大な数のリリースがあるが、現時点での唯一のCD”Solaris”はオーレン・アンバーチの”Triste”と同じイデア・レコーズからリリースされている。ヒーマンのソロ・アルバムとしては、”Aftersolstice” (1994年)、”Days of the Eclipse” (1997年)、”Time is the simplest thing” (2003年)などがある。
また1994年にStreamlineレーベルを立ち上げ現在に至るまで精力的なリリースを続ける。
作品紹介:
『スポンタネ4』(日本初公開)1962年/フランス/15分 監督:ジェラール・パトリス 日本語字
幕付 制作:R.T.F
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ミュージック・コンクレートの祖、ピエール・シェフェールが協力し、フランス国立放送で撮影された作品。長らく所在不明だったが、一昨年発見された。フェラーリの楽譜を演奏するために集められたプロの管弦楽団とアマチュア奏者たち、そしてそれを統御しようと苦心する2人の指揮者それぞれの「かけひき」が楽しい短編。パルメジャーニやリュック・フェラーリら、若き日のフランス現代音楽の立役者の姿がまぶしい。
協力:
![/sdlx/141026-CCA_newlogo2014.jpg](/sdlx/141026-CCA_newlogo2014.jpg)
関連イベント
2014年10月23日(木)
イ・オッキョン
ジム・オルーク
オーレン・アンバーチ
開場 18:45 / 開演 19:00
場所:北九州芸術劇 場小劇場(リバーウォーク北九州6階)
要予約
[CCA北九州](http://www.cca-kitakyushu.org/jp/)
![/sdlx/141026-LOGO.jpg/](/sdlx/141026-LOGO.jpg)
プレスク・リヤン協会日本支局
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