
2015/10/13 火曜日火曜日
Good bye SchlöndorffGood bye Schlöndorff
Open: 19:30:00 | Start: 20:00 - 23:59
カテゴリーはないようです
- Export:
- iCal

予約する/Reserve
時に1981年。内戦を続けるレバノンを代表するラッパー、ワエル・クデ (Rayess Bek) は家族と共にフランスへ亡命。内戦終結後、14歳になったワエルはレバノンに戻り、母親の車の中でカセットテープを見つけます。それは、離散した家族が唯一の交信手段として当時生の声を吹き込んでいたものでした。
フランス・ポンピドゥーセンターはじめ、カンヌ・ヴィジョンソシアル、アラブ世界研究所、ドイツ・デンマーク・レバノン..etc 世界各国で話題を呼び現在も公演が続行されている映像と生演奏による臨場感に満ちたパフォーマンスの日本公演。公演はレバノン人ミュージシャンRayess Bekの音世界、Yann Pittardのアラブの伝統楽器ウード、ネイに加えカセットテープが届けるレバノンからの声にドイツ人映画監督シュレンドルフによるメイキング映像によって構成されます。
ここで描き出されるのは1975年-1990年まで続いたレバノン内戦を介してレバノンとドイツがつなぐ家族の離散という現実とフィクション、西側諸国、隣国に翻弄されるレバノンとは、祖国と何なのか?という大いなる命題、ある日みつけたカセットテープが語る家族と国の姿です。
[日本ツアー情報](http://openmusic.kyweb.fr/openmusic.jp.net/Good_Bye_Schlondorff.html)
プログラム概要
1部:Good Bye schlondorff
2部:Ky [キィ] 仲野麻紀・Yann Pittard ライブ +ゲスト
出演:
ワエル・クデ aka.Rayess Bek(作曲家・演奏者)
ヤン・ピタール(Oud)
仲野麻紀(sax, nay)
出演者詳細:
ワエル・クデ(Wael Koudaih)

作曲家・演奏者。1979年レバノンに生まれる。祖母はガリラヤを追われたパレスチニア人。内戦勃発後フランスに亡命。レバノン国立芸術学院修士課程修了後、パリ第七大学、フランス国立装飾美術大学の大学院研究員としてデジタルメディアの研究を行なう。1997年レバノンのHipHopグル-プaks’ser を立ち上げ7枚のCDを発表。初めてアラビア語によるラップをしたこのグループは、以後アラブ諸国のHip Hop界を牽引。2002年からRayess Bekの名でアラブ語圏・欧州を中心に400以上のフェスティバルで演奏。2006年ナイル・ロジャース、RZAと共演。CD制作に参加。2011年、BBCロンドン制作、エミー賞デジタル映像賞受賞した作品Shankabootの音楽を制作。国連からの依頼を受け武器輸送禁止キャンペーンの音楽制作。2012年パレチナ人の詩人モハメッド・ダーウィッシュへ捧げるRodolphe Bugerの音楽ブロジェクトに参加。現在最も注目すべきレバノンのアーティストであり、平和を望むレバノン若年層のスポークスマンである。
ワエル・クデ aka. [Rayess Bek](http://rayessbek.net/good-bye-schondorff/)
ヤン・ピタール(Yann Pittard)

1983年生まれ。2003年ヴァンヌジャズフェスティバルコンペティションブルース賞受賞。17歳でバカロレア取得後、インドベンガル地方にてNimai das baulからドタラを習得。2004年エジプトにてウードを習得。パリ市音楽院編曲、オーケストラ、ジャズ科卒業。2003年Paban das baulの録音 (Real Music)に参加。メキシコ・パリ・ロンドンツアー。シリア人フルート奏者ナイサム・ジャラルとNoun Yaを結成、2010年シリア公演。吉田達也(ds)ナスノミツル(B)とPYNを結成2015年CDリリース。映画音楽制作を中心に活動。
仲野麻紀 (サックス・ネイ)

[仲野麻紀 Official Website](http://kyweb.fr)
More great eventsこちらもどうですか
-
2025/11/08 土曜日土曜日
Ruten (Transience)「流転」with Sapphire Slows, Chris SSG
Open: 11:00 | Start: 13:00 - 20:00
「流転」会期初日には、空間の流れに寄り添うように、Sapphire SlowsとChris SSGによるロングセットのアンビエントDJパフォーマンスを体験いただけます。
チケット:Advance ¥2,000 / Door ¥2,500 / U20 ¥1,000 -
2025/11/09 日曜日日曜日
Open: 11:00 | Start: 11:00 - 18:00
SupernaturalDeluxeでの初となる展覧会は、日々の中で無意識に過ぎ去る“時間の流れ”を、感覚を通じて静かに見つめ直すためのインスタレーション。敷地内に佇む火入れ蔵の闇に浮かぶのは、Shinobu Hashimoto のキネティック・モビール。重力に揺れ続けるその姿に呼応するように、VJ Wasabi のプログラムによる光と音が響き、絶え間なく移ろいます。その一つひとつの揺らぎが、観る人の記憶や感情と結びつき、言葉では語れない体験を静かに刻んでいきます。
*日曜日〜金曜日はインスタレーション展示とモビール販売のみの公開となりますが、展示空間は時間とともに変化していきます。初日から少しずつ敷地内の装飾を施し、最終日に向けて雰囲気がどんどん深まっていきます。
料金:¥500(お茶付き)Admission: ¥500 (includes one cup of tea) -
2025/11/15 土曜日土曜日
Ruten (Transience)「流転」with 角銅真実 Manami Kakudo
Open: 11:00 | Start: 15:30 - 20:00
「流転」最終日のクロージングイベントでは、角銅真美による優しい音を体験できます。昼間は屋外で(天候が許せば)、日没後は火入蔵ホールの主要展示に囲まれた室内で。彼女の繊細で自由な表現は、音と沈黙が溶け合う未知の瞬間へと導きます。
チケット:Advance ¥3,500 / Door ¥4,000 / U20 ¥1,500